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まゆの精4


   いたずらっぽい顔が光を浴びた姿の中に浮かぶ。ふとこのわらしはまゆの精ではないかと思った。めもとにおいた筆がわたしの迷いを本物にした。失敗作ではない。心の中でまゆの精が頭をもたげたのだ。

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