交通安全に自衛隊装甲車?

ひのつ倫子 : 2011年8月25日

さる8月17日、総務文教委員会協議会が開かれました。その中で秋の交通安全市民運動の実施について執行部からの説明がありました。市は、9月21日から30日の間、「交通ルール守って広げる無事故の輪」というスローガンを掲げ、市民の交通安全の意識向上を目指します。期間中、25日の日曜日には、笠岡自動車学校を会場として10時から15時の間、交通安全フェスティバルが行われます。その際、交通安全のポスター展示や作文の表彰とともに、自衛隊の装甲車の展示も考えていることが明らかになりました。

自衛隊装甲車と言えば、戦闘車両です。日本国憲法は、その9条に「戦争の放棄、戦力および交戦権の否認」を定めています。①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。②前項の目的をたっするため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。とあります。この憲法を忠実に国は守らなければなりません。

いろいろ種類はあるが、戦闘目的に変わりない

いろいろ種類はあるが、戦闘目的に変わりない

私たちは、「自衛隊は日本国憲法に違反」している存在だと認識しています。戦闘車両の展示は中止すべきです。私たちは25日、市長に対して中止の申し入れを行います。

>> 交通安全市民大会・交通安全フェスティバルへの申し入れ 笠岡母親連絡会 PDF60KB

 

1 通のコメント ↓

  1. 白井浩子 より:

    大変驚いています。「市」って、笠岡市ですか?
    市民の交通安全の意識向上を目指」すのはいいですが、どうしてそこに自衛隊の関係物が参加するのでしょうか。
    樋之津さんらの反対は当然と思います。
    参加の根拠は何なのでしょうか。参加の決まる経緯はどういうものでしょうか。どこかの所属の自衛隊から参加希望があったのでしょうか。そのとき市がそれを歓迎とか許容したのでしょうか。
    笠岡市の良識を疑いますね。