笠岡湾干拓のナタネ

ひのつ倫子 : 2007年11月19日

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 干拓で取れた菜種油と蜂蜜です。笠岡湾干拓で取れたこの製品は、通常市販されているものと比べて、純度が違います。まず10町、100反に植えられた菜の花からミツバチが集めた蜜は、他地域でパッチワークのような花畑から集めるものと違って、他の花の蜜がまず混在していません。また、水あめなど混ぜていないところから、「純粋」のという名にふさわしいものといえます。花粉の受粉も純粋なら、圧搾してとれた油も又純粋です。一度てんぷらなどにつかっても、からりと揚がる、廃油にせず、2度3度と同じように使えるなどの特徴があります。
 何よりも除草剤を使ったりの他地域での栽培に比べて、干拓の無農薬栽培の菜種は、日本に珍しい、いえ世界にも珍しい純粋な製品を作り出しているということです。さらに菜種は炭酸同化作用においても他をぬきんでた、優れた働きをするとも言われています。
 干拓の産物が、不純物がなく、無農薬で体によい、温暖化現象を止める上でも効能があると言えば、これほどの宝物はありません。おまけに圧搾したあとの搾りかすは、良い肥料となります。
 干拓の未来を明るく照らすものとして私は注目したいと思いました。

 

3 通のコメント ↓

  1. 坪中 明久 より:

    フードマイレージ、地産地産、地域経済振興などの点でもすぐれものではないでしょうか?ミツバチが世界中から消えつつあります。動植物と人間が共存できるような社会をつくっていきたいですね。

  2. ひのつ倫子 より:

    そうなんです。それに干拓にあった菜種栽培が、捨てるもののない、量質共に効率よさを備えていることで、製品化率をたかめているのに驚きます。期待したいです。

  3. 開 敬子 より:

    日本ミツバチが天井裏に巣を作って蜂蜜が落ちています。蜜蜂を連れて行って利用してくださる人はいませんか?