11月 2nd, 2012

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市民の足

ひのつ倫子 : 2012年11月2日

通院、通学、買い物・・・安全に目的地に市民を運ぶ公共交通はいつの世も生活に欠かせません。「市は井笠に昭和40年代から補助を出してきた」と職員は言います。会社の社会的貢献は高く評価されるだけに今回の突然の撤退は残念です。11月1日から中国バスによる代行が始まりました。停留所、車庫などの借地料、バスの借り上げなどに3月末までの間、4300万円が必要だとしています。8月末の営業停止を避けるには1500万円(笠岡市分は610万円)必要だという井笠の申し出に市は受け入れ、その結果10月12日まで延長されたという認識です。しかし、新聞報道にあるように、6か月前から撤退の予告をしていれば、たとえ他社による代行運行であっても国の補助金は出たのに、突然の撤退・代行運行には出せないということらしく、井笠の対応は関係自治体の財政圧迫にも通じると感じています。影響調査で市民の方と話しました。大井ハイランドでは朝の便がなくなって、高齢者が下まで降りて行けず、困っています。篠坂でも車を持たない親子が朝の便がなくなり市内に向かうのにこれからどうしたらよいか途方にくれています。バス停も車庫もなくなった茂平でも困る人たちはいます。早期解決の必要性を感じています。

病院の足をどう守る?

病院の足をどう守る?

議会は?

ひのつ倫子 : 2012年11月2日

「利用しない市民が悪い」「障害のある人達への対応」「路線廃止のへの影響は?」などの意見や疑問が14日の検討会議報告を受けて行われた15日の全員協議会で出されました。市として11月から中国バスが代行する様、要請に行くという以外、具体的な対応は今後の検討会議を待つのみとしました。2回目の協議会は第3回検討委員会の後24日に開かれました。私は、①このような事態は2002年からの小泉構造改革実施による規制緩和による影響大であることから国に需給調整規制をすべきとの要請を②路線への影響(特に廃止路線への)はどのくらいかを調査すべき③11月から購入した定期や回数券など無効になることは納得がいかない④廃止路線へのたちまちの対応、デマンドバス、コミュニティーバスなど今後の対策を早期に図るべきなど質問しました。

市長は、①国に対し、公共交通を守る対策を要請②実際に職員が乗車して影響を受ける市民数を調査中③会社が無効と言っているので仕方ない(根拠は?の問いに対し)。しかし新たに購入の際、半額で購入できるよう要請中④4月1日からどういう対応をするのか検討委員会で模索する。という答弁でした。私は、年間2000万~3000万円の補助金を承認している議会の、市民に対する説明責任を果たす上からも、議会に関係者を呼んで、説明を求めるべきと動議を出しました。「検討する」との

国道沿いのバス停。近くには市営住宅もあります。

国道沿いのバス停。近くには市営住宅もあります。

議長答弁でしたが、24日の議運で、何も意見の出ないまま採決により、全員が招致の必要なしと結論付けたのは残念としか言いようがありません。

井笠バス運行停止で市長と懇談

ひのつ倫子 : 2012年11月2日
「突然で戸惑い、驚いた」8月末会社からの報告に、市長の感想です。

「突然で戸惑い、驚いた」8月末会社からの報告に、市長の感想です。

 10月12日、井笠鉄道(株)は、突然バス運行廃止の発表を行いました。突然の運行停止に対して、市民の間に不安と驚きの声が上がりました。特に定期券購入での利用者、遠隔地からの通院、買い物の利用者にとってはこれからどうなるのかと不安の思いが募ります。23日、党の笠岡市委員会と、岡山5区選挙区予定候補者の古松健二氏と共に市民の足確保の要望を市長に提出し、懇談しました。