昨年、私たちのNPT再検討会議に向けての署名提出、ピースパレードなど一連のニューヨーク行動をコーディネートして下さったジョセフ・ガーソンさんが、世界大会に参加の後、倉敷に来られました。医療生協を訪ねられ、世界大会の報告会に参加されました。通訳を頼まれましたので、ほかにいなければとお受けしましたが、なかなか大変でした。その後、倉敷市役所で伊藤市長を表敬訪問しました。倉敷市も新しい署名にはサインをしており、広島に子供たちを送るなどの平和の取り組みを強調されました。ガーソンさんは、アメリカの予算のあり方に触れ、60%が軍事費であることを問題と考えていること、赤字財政を解消するのに残りの40%を削ろうとしていることをやめるべきだと考えていること、核兵器製造に関わる政策を転換して国民のための社会保障や教育に使うことを求めていることなどを話されました。また、倉敷市がアメリカのカンザスシティと姉妹都市であると聞いて、カンザスではこのたび住民の反対運動にもかかわらず、核兵器の部品を作る工場の建設が始まっているという新しいニュースも出て、同席者を驚かせました。ガーソンさんの所属する団体は、ノーベル平和賞も受賞していて、移民、難民などの救済事業も行っているとの紹介もありました。30分ほどの短い間でしたが、有意義な表敬訪問になったと思います。