ついに完成しました。伴造船所でミニサイズの遣唐船が先日出来上がりました。彼の作る船は、頭の中にある設計図を何枚も重ねて描いたようなメモにあり、今までで一番の力作の様に思えます。飽くことのない船への思いと、今ではたぐいまれな伝統技術です。木造船と言えば地元行事の押しぐらんごに使われるぐらいで、その昔多くの船がそうだったことを皆忘れています。需要がなくなったことと、時代の流れからいつの間にか伴造船所も跡継ぎがいてもなくなってしまいました。仕方ないこととはいえ、残念です。今はその技術の素晴らしさと美しい船のフォルムをミニチュア線で確かめることができます。伴さんあなたは素晴らしい!