被災地視察

ひのつ倫子 : 2013年5月3日

 仮設住宅の訪問が終わり、雨の中、被災した海岸線に連れて行って頂きました。一番ひどかったのが田老(たろう)地区です。8.2メートルの巨大堤防を誇るこの地区にはかつて海外を含め、多くの方が視察に来られたそうです。二重になっていてそれまでは禁止されていた家屋建築が、可能となり、海岸に近い便利な居住空間になっていたようです。しかしいったん津波などの災害では、最も危険な地域となり、何より安心して避難しなかったことが人命にかかわる大きな被害を招いたと言います。防波堤内側の陸地には何もなく、ただアスファルトの道路だけが走っているのが目につきます。あとは、家の土台となったコンクリートと雑草だけが広がっています。ここを町として再建し、人の暮らしが息づくのはいつの事でしょうか。住民の声を生かした街づくりが望まれます。ささやかながら仮設住宅の訪問と、住んでおられる皆さんの声を聴かせていただく今日の活動はその一端となる共産党の取り組みでした。お手伝いできて本当に良かったと思っています。

堤防の上に立っています。巨大津波はこんな頑丈な堤を乗り越えすべてをなぎ倒していきました。

堤防の上に立っています。巨大津波はこんな頑丈な堤を乗り越えすべてをなぎ倒していきました。

 

 

 

 

その内側にはただ道だけがかつての生活を物語ります。あとはコンクリートと雑草だけ。

その内側にはただ道だけがかつての生活を物語ります。あとはコンクリートと雑草だけ。

         

 

 

 

 

 

 

 

 

山の上にも仮設住宅がありました。

山の上にも仮設住宅がありました。

 

 

 

岩手生協の車が仮説を巡って移動マーケットを開いていました。

岩手生協の車が仮説を巡って移動マーケットを開いていました。

山際にある一階部分を失ったホテルがまだそのままに

山際にある一階部分を失ったホテルがまだそのままに

 

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