6日に始まった6月議会ですが、私は20日月曜日に質問します。質問通告は以下の通り
1 介護保険見直しと地域包括ケアについて
2012年度制度見直しをめぐる改正法案の内容を見るとき、そうでなくても2000年の制度創設以来負担あって介護なしといわれた不十分さの解決さえ見ていない今、本当にこの改正案で介護の危機が解決できるのかと疑問に思わざるを得ません。
① 高齢者が安心して暮らせる体制を整えるのは国と社会の責任です。市長は、 介護保険11年の現状と課題、政府改正案の問題点など、どう認識されているのでしょうか。
② 改定案では、特に軽度者を対象としたサービスを、総合事業で行うことがうたわれています。その問題点をどうとらえておられるのでしょうか。
③ 真に市民の介護ニーズにこたえるために、市はこの制度の充実に向けてどう対応していかれるのでしょうか。
2 「子ども・子育て新システム」の真の姿と公的責任について
女性の社会進出が進み、子育てとの両立への願いが強まっています。同時に長引く不況、若い世代の不安定雇用化による貧困の広がりのもとで、共働き世帯は増え続けています。
そうした中、特に都市部において、待機児童の数も年々増えており、その解決が急がれています。
昨年6月に政府の示した「子ども・子育て新システム」は、子供と子育てに関する施策全般にわたる大掛かりな制度改変ですが、もっとも大きく変えようとしているのは保育制度です。その基本方針は、保育基準の地域間格差、民間企業の参入を認めるなど、国や自治体の保育にかかわる公的責任を放棄するものと言っても過言でない内容となっています。
当市に待機児童の問題点はないとしても、すべての子供たちに、等しく豊かな保育を保障するうえで、大きな弊害となることは間違いありません。
市長の子育て新システムへの認識と、対応についてお尋ねします。
3 教育条件の充実を求めて
指導要領が改定されて小学校において今年度から実施されています。小学校での授業時間が増え、子供たちもまた教える側の教員も大きな負荷がかかってきていると思います。教育長は、昨年度教員の多忙化に対して解消を図る努力を約束されましたが、状況はさらに厳しくなりました。子供たちにしても、余裕のない生活を強いられることになります。
こうした現状をどうとらえ、楽しい学びの場、教育条件の充実をどう構築していかれるのかお尋ねします。