9月議会で、保育所へのエアコン設置を求めて質問しました。笠岡市内には公立保育所が7園あります。遊戯室のエアコン設置率は100%ですが、保育室の設置率は26.6%です。昨年9月議会で教育施設にエアコンの設置を求めた際、執行部は、まず耐震化工事を済ませるのが先だと答えました。
今年の暑さは6月に始まりました。気象庁の平成20年から22年までの夏季の都道府県別人口10万人当たりの熱中症傷病者搬送人員のグラフを見ても、H20年、高知県に次いで31,47とワースト2、H21,ワースト7、H22年鳥取県の60,62人に次いで57,89人とこれまたワースト2です。高齢化率の高さも原因の一つかもしれませんが、岡山県での熱中症対策は特段の注意を要するように思えます。それに残暑の厳しいこと!夏休みのない保育所で、園児たちはどんなに厳しい夏を過ごしてきたのでしょうか。
そんな中、私立保育園の保育室へのエアコン設置率100%に対して、公立保育所が、26,6%ではあまりにもお粗末です。これで「子育て支援をしっかりしております。」(市長答弁)と言えるのでしょうか?ましてや調理室に至っては、「朝仕事場に入ると39度あった。」(H22年8月)ぐらいですから、最悪の労働環境でもあります。その後2園の調理室に設置されましたが、他園についても早期に設置を検討すべきと迫りましたが、「年次的にしていく」「当事者の要請にこたえていく」と、まるで声が届いてないのでしないと言わんばかりの、他人事で、具体的な計画も示さず、事態を真剣に受け止めた市行政の責任者の言葉とは思えませんでした。
>>笠岡市 私立保育所クーラー設備状況など PDF691KB
子どもたちは宝。エアコン設置は急ぐべきです。