9月議会での個人質問を終えました。
一つは新型インフルエンザ対策についてです。質問に対し、市長は笠岡市の患者の発生予測を、国の「流行シナリオ」に当てはめると、11000人が発症し、入院165人、重症は16人と具体的数値で表しました。9月2日の党議員団学習会を参考に、①腎臓患者への球菌ワクチン接種助成を②国保の資格証発行世帯に、緊急に保険証を発行するなど保険適用の保障を求めました。これに対し,①については検討する②については一律に発行というわけには行かないが、実施する旨をにおわせ、週明けにもその内容が明らかにされることになりました。
もう一つは子どもの貧困についてです。
①市長の認識②総合的対策の底上げ③子どもの権利条約をもとにした子ども条例の制定についてたずねました。日本の子どもの貧困率が15%、7人に1人という割合だというので、笠岡市についてもその実態を調査しましたが、具体的数値を出すことはできませんでした。しかし、笠岡市の1人親家庭の数は過去5年間で538家庭から654家庭へと116家庭の増加、国保の資格証発行世帯が、今年6月1日現在207世帯から10月1日現在270世帯へと増加、就学援助対象生徒数が過去5年間で8%から10%へと増加していることなど考え合わせれば、すくなくとも10人に1人は就学に困っている状態がうかがえます。人口増問題でも定住促進問題でも、子どもが増えることを考えてきましたが、幸せな子どもが増えなければならないことを強調し、答弁を求めました。
これに対し、市長は、具体的な総合対策の引き上げには触れませんでしたが、次世代育成推進対策の後期行動計画の中に、子どもの貧困実態、子どもの権利条約の精神を生かし、笠岡市の子ども条例の策定についても行なうことを明らかにしました。
雇用状況の悪化にかかわり父子家庭にも児童手当が必要だとの求めには国にたいし声を上げると答弁するにとどまりましたが、笠岡に内容の濃いこども条例ができることを願います。
9月, 2009
:年月選択
新型インフルエンザ対策-9月議会①
ひのつ倫子 : 2009年9月17日一般質問 ( 個人質問 ) 通告書、質問日は16日
おてつだい : 2009年9月4日笠岡市議会2009年9月議会は、9日より始まり、ひのつ議員の質問16日二人目となります。
たくさんの傍聴をお願いいたします。
>>一般質問 ( 個人質問 ) 通告書 PDF71KB
城山のサル
ひのつ倫子 : 2009年9月4日
先日カナダの友人が、2ヶ月の笠岡滞在を終えて、帰国することになりました。お別れの会食をゆっくり時間をとってしていた席で、色んな話が出ましたが、 彼女がメモに残したものがあります。英語を訳し、考えてみたいと思います。ご夫婦で城山にのぼり、市内を一望したそうです。笠岡での滞在に満足しているところでしたが、公園にいたサルを見て驚いたと言うことです。
「サルはとても悲惨な状況です。とても小さな小屋の中に6頭います。中は汚く、食べ物もありません。ましてやきれいな水も。母親サルはひどく傷を負い、血を流してさえいました。左足の後は完全に使えません。他の2頭も血を流していました。きっと喧嘩をしてのことだろうと思います。このサルたちはもっと大きな小屋が必要だし、十分な食料と、清潔な水もいります。」
早速彼女のメモを持って市の対応を求めました。よい回答を帰国した彼女に送りたいものです。