木下訓成さん

ひのつ倫子 : 2007年3月27日

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 木山捷平文学賞、賞金50万円みごと獲得したのは広島の木下訓成(くにしげ)さん。13日の表彰式での彼の挨拶がとても印象的でした。『あなたの作品が最終選考の8作品に入りました。というお知らせに、これで満足と思っていました。でも入賞した知らせには本当に驚きました。妻が一体どんな作品なのですかと聞きますので、実は彼女をモデルにした女性は作品の中では亡くなりますのでとても言いにくかったのですが、かいつまんで話しますと、すごく立腹いたしまして、(中略) 今日の50万円をあげるからと、この会場に一緒に来ています。』深く柔らかな声で会場を魅了した受賞挨拶でした。


 

 

10 通のコメント ↓

  1. 木下訓成 より:

    過日の授賞式での、小生のつたないスピーチを褒めて頂き深謝致します。定年退職後、鬱々と日を過ごすうち、女流作家の塩見佐恵子さんから勧められて書き始めた小説が、今では病みつきとなり、この度の木山捷平短編小説賞で22個目の受賞となりました。人との巡り合わせは不思議なもので、若し小生が塩見女史と出逢うことがなかったなら、今頃は恐らく酒に溺れてアル中にでもなっていたことでしょう。ところで、小生には6歳年下の妹がいます。子供の頃から可愛がっていましたが、結婚生活に失敗したあと俄然発奮して共産党の町会議員として長らく頑張っていましたが、福山市との合併を期に、引退生活を送っております。元、沼隈町の連石説子と申します。宜しく。

  2. ひのつ倫子 より:

    木下様
     ご本人からのコメント、まさかの驚きと共に、妹さんのお話は2重の喜びです。ますます親しみを感じました。退職後22回も受賞されてるとのこと、進む道が違っていたのかも。いいえ、長年の思いが一挙に短編小説となって現れたのかも知れませんね。本当におめでとうございました。
     福山市は隣です。連石さん、お名前聞いたことがあります。長年ご苦労様でした。合併後の福山はとても範囲の広い自治体となりました。北から南まで何と無責任に延び放題のことでしょうか。

  3. 木下訓成 より:

    お元気ですか? 
    木山捷平短編小説賞を頂いた直後、コスモス文学賞のシニア部門で「長篇小説新人賞」を受賞して、欣喜雀躍しております。尤も小説の執筆は、小生にとってあくまでも二番目の趣味でして、目下はタケノコ掘りやタラノメ、コシアブラなどの山菜採りに大忙しです。
    ところで最近気づいたのですが、貴女のBLOGに紹介して頂いている小生の苗字が「木村」となっている部分があります。多分、木山捷平短編小説賞を頂いた作品の『マルジャーナの知恵』の中の主人公が「木村」ですから、混同されたのだろうと思います。「木山」に「木村」に「木下」でややこしい話です。
    御壮健にて御活躍下さい。

  4. ひのつ倫子 より:

     重ねて受賞おめでとうございます。素晴らしいとしか言い様がありません。2番目の趣味で小説とは!!でも2番目で当然だと思います。第一がたくさんあってこそ、第二がうんと生きてきます。
     私はいつものように元気で頑張っています。ご指摘の件、大変失礼いたしました。早速にタイトルの名を直しました。思い込みの激しい私ですので、今まで気がつきませんでした。本当にメールを有難うございました。
     ところで今日は夏のような陽気でしたのに、夜になりますとストーブをたきたいような冷気で震えます。寒暖の差には十分気をつけられ、山菜取りを楽しまれますように。

  5. 木下訓成 より:

     ご無沙汰致しております。お元気にてご活躍のことと拝察致します。さて当方、過ぐる一ヶ月は、さながらイラク紛争のような泥沼状態でした。今年90歳になる家内の母親が現在お入居している福山の介護施設より退去命令書が届き、市の介護保険課に相談したり、静岡市に在住の介護施設の理事長に直接かけあったりしましたが、最後には友人の弁護士の強い力添えで訴訟に持ち込む寸前にまで至りました。
     こうしたさなかに、岡山県の文化財団より電話が入り、「内田百閒文学賞」に応募している小生の作品が、第1次、第2次の審査を経て最終候補の5点の中に入っているとの連絡が入り、上記の揉め事の矛を収める決心を致しました。大きな文学賞だけに、最終候補にノミネートされただけで満足しております。禍福はあざなえる縄の如し、とはよく言ったものです。愚痴っぽいお便り、平に御海容下さい。 不一

  6. 木下訓成 より:

    大変ご無沙汰いたしております。
    お元気にてご活躍のことと拝察いたします。
    小生儀、出久根達郎氏が審査に当たられ、中国五県より募集される『第40回 中国短編文学賞』の本年度の大賞に選ばれ、目下、欣喜雀躍しているところです。今週の土曜日に中国新聞社において授賞式が行なわれる予定です。
    先ずは近況報告まで。

  7. ひのつ倫子 より:

    木下様
     久々のメールありがとうございます。開くたびに新しい知らせが寄せられていて、年輪の刻みようの早さに驚いています。なかなか読む機械がないので、そんなにキノコの話ってつきないんだと、ふと思ってしまいました。(ごめんなさい)
     ところで今頃は、キノコの季節には遅いですよね?

  8. 木下訓成 より:

     ご無沙汰致してりますが、その後ご起居如何ですか。
    当方、相変わらず義母の介護に手一杯の日々を過ごし
    ております。好きな山登りも儘ならず、唯一深夜小説
    を書くことで憂さ晴らしをしております。
     尤も禍福はあざなえる縄の如し、とはよく言ったも
    ので、以前投稿しておいた「第34回ふくやま文学選奨」
    に、小説の部門で最優秀賞を頂き、3月14日に授賞式を
    終えて帰ってきたところです。今朝の山陽新聞の備後版
    に小生の禿げ頭を写真入で載せていただきました。
     今年は小生も愈々後期高齢者の仲間入りですが、あと
    しばらくは頑張ってみる心算です。
     最近の腐敗し切った政治にはウンザリしております。
    どうか政界刷新のために頑張って下さい。

  9. 木下訓成 より:

     大変ご無沙汰いたしておりますが、その後如何お過ごしですか。
     先月末に愈々小生も後期高齢者の仲間入りいたしました。今年の暑さは老齢の身には酷くこたえます。この酷暑のせいか一昨日義母の病状が急変いたしまして、救急車にて市内の総合病院へ搬送されました。今朝はどうにか病状は落ち着き、主治医から一応峠は越しましたと言われ、ほっと安堵の胸を撫で下ろしております。
     ところで昨日、第一回目の『尾道物語賞』の発表があり、全国より340名の応募者の中より小生の作品が一席の「大賞」を頂くことになりました。今朝の「山陽新聞」備後版に掲載されているそうです。
    「禍福はあざなえる縄の如し」
     暑さにめげずご活躍されんことを心より祈念いたします。

  10. ひのつ倫子 より:

    一月前のご投稿にお返事しております。長い間心身ともに疲れておりました。ブログのブランク期間ご容赦下さい。だんだんに元気も出てまいりました。特に継続してコメントいただくと、私のブログも生きているんだという思いに駆られます。
     さて、何度目の一席でしょうか。こういう場合の言葉を知りません。ため息が出てしまいます。私には弟二人がいますが、こんな兄を持ってみたいものだとないものねだりしてしまいます。妹さんがうらやましく、ただただ西の方向に頭を下げてしまいます。
     お母様のことはご心配ですね。今後、新政権の下で、ますます利用しづらい介護保険制度となってしまいます。少しでも自分にできることをと少しづつ頑張っていきます。ご自愛のほど。