更正保護女性の会の目指すところは

ひのつ倫子 : 2007年4月16日

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 14日、更生保護女性の会総会が開かれました。記念講演は、笠岡警察署少年補導員の松本福子さんでした。おもしろいお話で、みんなをひきつけられましたが、お話の大半が、データを示して管内の少年非行実態紹介に関してでした。周囲の会員の皆さんの反応を見ると、『そうそう、近所のあの子がそうなんよ』『悪い子がたくさんいるなー』『結局親のしつけが悪いんじゃが』『うちの孫はそんな子に近づけない』などのようでした。「女の子の非行が増えている」「親の崩れが子供にも伝わる」「子供には恥を教えてほしい」と言う話の流れから生まれた反応でした。
 昨日の睡眠不足による疲れ、次の約束予定もあり、講演の途中でしたが終了予定を10分オーバーしたところで、私は退席しました。
 そして、どうか話の締めくくりが「こんな子供達を、私達大人は『あなた達のことをいつでも信じているから。私たちはみんなあなた達の見方よ』の気持ちで暖かく接してください。子供達が心を開けばきっと人間として成長する芽が生まれる。自分を見つめる心の目が生まれる。大人を信頼する気持ちが持てる。そこから更正保護の女性の会が目指しているものが広がります。」という方向であってほしいと願いながら、相談にのってほしいと待っておられる83歳のおばあちゃんのところに向かいました。

 

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