松山の離島

ひのつ倫子 : 2007年11月13日

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消波ブロックの美しいシルエットが、澄み切ったブルーの波に映えています。ここは合併して松山市となった中島です。12日、13日と、離島しんこう特別委員会の視察で松山市に行きました。振興計画をお聞きしましたが、合併して9島にふくれたばかりの離島をどう発展させていくかがまだまだ行政の段階でまとめ切れていない感じがしました。
 しかしそうは言っても中島はトライアスロンなどのイベントは22年の歴史を持っています。それにごご島では全国から小学生の留学制度があって、現在も島の小学生3人に対し、留学生6名が学んでいるということです。子供の学ぶ学校は、島の振興の大きな柱、ここから若者の定住と、その条件を満たすだけのものを島でどう作っていくかが問われると思いました。9つの島にはそれぞれ特徴があっておもしろいと思いましたし、魅力もあります。担当の職員の方も、ボランティアの方もそれぞれ島の将来を思って頑張っておられます。合併による壁はいくつもありますが、将来を見据えて頑張っていただきたいものです。


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 島の特産はみかんです。とても甘くておいしかったです。みんなお土産に買っていました。ところが、農業だけでは食べていけないといいます。山はだんだん畑の風情のあるみかん畑です。後継者ができにくいこと、仕事がきついこと、国の農業政策が日本の農業を十分保護していないこと、などがあげられていました。そういえば、みかんの輸入制限はあっても、オレンジジュースにすると、固形ではないのでその制限には入らず、みかん農家は直撃されるということを聞いたことがあります。みかん栽培と漁業で食べていければ、島ほど穏やかで人情に厚く、住みやすいところはないと思うのですが。

 

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