ひのつ議員は、20日に議会個人質問を行いました。その報告を掲載します。
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6月20日、私は、6月議会の個人質問を終えました。5項目の質問です。その基本的な姿勢を、前文に込めました。
今国政では、後期高齢者医療制度の実態が、次々と明らかになっています。それは、お年寄りの命をないがしろにするものであり、「姥捨て山」の現代版とも言えるものです。作家の瀬戸内寂聴さんは、「お金に不自由しない政治家の考えること」と、厳しい批判を述べています。
廃止を求める国民、市民の声は日増しに強くなっています。国民の声に耳を傾けようとしない政治は、国民との矛盾を深めるだけです。
17日の代表質問、18,19日の個人質問に対する市長答弁を聞き、私は、笠岡市の発展には、線引きを廃止し、定住の促進、人口減対策を進めることが、もっとも大切であるとの、市長の決意が、強く打ち出されたものであると受け取れました。
開発事業に助成制度を拡大するなどは、その際たるものです。市長が3期目の最も重要な公約としていたものですが、しかし、線引き廃止は、定住の促進、人口減対策に本当につながるのか、意見が分かれているところです。ハード事業重点では、人口減対策、人口増を本当に望めるのでしょうか?
全国的に少子化・人口減の波がおし寄せてきています。地方の市町村は、人口増ではなく、現状を如何に維持するかを主眼に置くべきです。そのため、重点を教育、福祉政策に置き換え、ソフト事業に力を注ぎ、短期的な人口減対策ではなく、長期的な視野に立った人口減対策を考えるべきです。市民生活を守ることが、法律で定められている地方自治体の任務です。住んでいて良かったと思える笠岡市づくりが市長の任務です。
私は、市民の声に耳を傾け、市民の立場に立った市政こそ、市民に活力を生み出し、人口減対策につながるものだと確信しています。市長がその観点に立たれることを願って、通告に従い質問をいたします。
1 子供の医療費助成の年齢引き上げを求めて
この4月より、県下27市町村中、9市町村で新たに年齢引き上げが行われている。その改善状況をどのように捉えているのか。
2 島しょ部の振興を求めて
島しょ部の人口減、子供の人口減、と高齢化率をどのように捉え、その改善策をどう考えているのかたずねる。
3 学校耐震化の充実を求めて
学校耐震化を目的とした、地方交付税が他の施設の改善整備に使われていたことが報じられている。当市笠岡の実態をたずねる。
4 学校の教材、また図書の充実を求めて
教材、図書の充実・改善を目的とした、地方交付税が、他に使われていることが報じられている。当市笠岡の実態をたずねる。
5 市独自の30人以下学級の実現と、教職員の増員を求めて
市内の小・中学校の保護者より、すし詰め学級の改善を求める声がある。30人以上の学級数の実態と、その改善策をどのように考えるのかたずねる。
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質問に対する執行部の答弁は後日まとめ、報告いたします。