“我が家の忘れ物”

ひのつ倫子 : 2006年6月3日

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地域のお宅を一つ一つお訪ねすると、いろんなことを教えて頂いたり、驚きや発見があったりするものです。もう一年ほど前になりますが、玄関先にかわいい靴が一足飾られてありました。赤い靴です。「孫が帰るのを楽しみに靴を買って待っていました。はかせて遊んでやることもなくあっという間に、孫の足には合わなくなっていました。もって帰ってもはけないと思ったのか、娘がもって帰るのを忘れたものです。もったいないし、かわいいので、こうして飾っています。」本当に赤と白のコンビネーションが素敵なのです。「絵に描きたいから貸してね。」と言って借りたものです。やっと今日描けない描けないといいながら描き止めてみました。明日この靴も一年ぶりに“我が家”に戻ります。

 

4 通のコメント ↓

  1. TAKA より:

    待っていました、描いて出しの絵手紙。
    引き続きの登場を楽しみにしています。

  2. みち子 より:

     筆がすすまないって苦しいものです。描くことから遠ざかるとこんなものでしょうか。未熟ながら、描いたということにほっとするものがあります。

  3. 大野 より:

    かわいい靴なので、見入ってしまいました。
    私なら「孫の忘れ物」と名付けるでしょうか。
    さびしいけど、それでいてとても温かい話。
    お孫さんがいま履いている靴を並べて描くと、
    未来と希望が見えてきそうですね。

  4. みち子 より:

    それってなかなかいいですね。
    そこまで考えていなかったなー。
    ただただかわいくって。