大震災に思う

ひのつ倫子 : 2011年6月19日

6月8日、社協関係の研修で神戸の「人と未来の防災センター」を訪問しました。2時間ほど中をゆっくり学び、体験しながら過ごしましたが。今更ながらに直下型地震のすごさ、そこに生活基盤を置いていた人たちや企業に共通した悲しい経験や運命、その後の復興に向けた頑張り、共同作業と支えあい、見るもの聞くもの一つ一つ私たちの胸を打ちました。災害に備えることの大切さを知ることもまた被害を最小限にとどめる大きな予防です。そう感じながら帰宅後しばらくして新聞記事にl神戸の震災後、今まで住民の反対で凍結または廃止になっていた大型公共事業が復興の名のものとに次々と行われて本当に元の暮らしが戻っていないことを問題点として挙げているのが目につきました。このたびの東日本大震災でも2重3重の災害が重なり、政府の対応の遅さが目立ちます。そんな時、一気に住民の思いを飛び越えて復興ということにならないよう、住民の要求に根差した復興策を重ねていってほしいと願いました。仮設住宅入りをする人たちからの要望の一つにカレンダーがほしいというのがありました。お手元に不用なカレンダーが残っていましたら、樋之津までご連絡ください。次回被災地訪問の人たちに託けたいと思います。

人と未来の防災センター

人と未来の防災センター

 

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