教育基本法改正に国民的議論はいらない?

ひのつ倫子 : 2006年9月28日

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 25日、総務文教委員会で「教育基本法改正に国民的議論を」と慎重審議を求める請願の紹介議員として説明をしました。東京地裁の「日の丸掲揚、国家君が代斉唱は強要は憲法教育基本法違反」判決、東京大学の調査で全国効率小中学校長の66.1%が基本法改正に反対しているなどの最新情報を持って頑張りましたが、なんと「請願要旨にまとまりがない(委員長は文脈の荒さにまで不十分と言及)、国会が国民的議論の場、改定内容いいことを言ってる、何処が教育介入だ」などの理由で不採択となりました。


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 もう一つ私学助成の増額を求める意見書を求めた請願は、前回と同じく採択されました。
我が家の庭にはひまわりが満開です。また、サボテンの一種「サンシモン」も、花というにはふさわしくない色と葉のない茎にしっかりと開いていて元気です。

 

8 通のコメント ↓

  1. 勝田 茂 より:

    教育基本法改正で、教育の現場、国民、国会が三者三様の答えが出てしまい、僕も戸惑っていますし、国民も真剣に考えなくてはなりません。気にしないで流れで行ってしまうのは怖いです。
    国民も勉強しなくてはなりません。やっぱり怖いです。

  2. 田儀 公夫 より:

    残念でしたね。
    反対議員の「ていど」に怒りがこみ上げます。
    私の方はもっと「ていど」が悪く、これまで基本法の改訂に賛同しているので、これまでの流れから不採択だそうです。
    中身に触れずです。中身についてどの程度の理解なのか知りたいものです。

  3. 田儀 より:

    討論で反撃します。

  4. ひのつ倫子 より:

    勝田様
     教育関係者を中心とした国民の声に耳を傾けず、国家主義的論議で今すすめられる政治のあり方にこそメスを入れるべきです。共に学習しましょう。

  5. ひのつ倫子 より:

     この人たちの子供や孫も又強制的な教育に浸るのかと思えば悲しくなります。真実と正義を見つめようとはせず、何事にも従順と言うのは特に政治の世界では美徳ではありません。
     討論で頑張りましょう。

  6. 森本ふみお より:

     奮闘されたのに結果は不採択。本当に残念でした。我が議会でも、不採択の理由にならないような理由をつけて、請願や陳情を不採択にしてしまうというケースは良くあります。
     そんな中でもお互い根気強く頑張りましょう。

  7. 坪中 明久 より:

    いろんな学習会に参加して教育基本法について学びました。そこで思ったのは、教育に対する考え方は、国民の中で多様なのであり、教育の内容やカリキュラムに、ときどきの政府や政権党が介入してはいけないのだということです。「どの子も分かる授業がおこなわれる」「学校内外の生活に不安がない」「命の安全が守られている」状態を、政治や行政はだまって、ただ保障するだけに徹しなさいということです(教育基本法十条)教育基本法は、憲法の精神を国民に浸透させ、「生まれてよかった」「住んでよかった」と思ってもらえるような国づくりと人格の完成を同時にめざすものです。軽々しく変えてもらったら困ります。羽仁五郎氏の「文部省廃止論」を読んでみよっと

  8. ひのつ倫子 より:

    坪中様
    やっと届いて安心。教員時代、子供の処分問題についても、教科指導問題についても論議の中ではみなそれぞれ良し悪しは別にして違った教育理念を持っていました。でも目標は一つです。平和と心理を愛する、人間らしい人間であることのできる素地作りでした。そのための基礎学力でした。一個人の特定の価値観で子供が犠牲にされるかと思えば、怒りがわいてきます。