モチ麦

ひのつ倫子 : 2011年11月14日

笠岡湾干拓地に道の駅ができて3度目の訪問でした。10月29日、干拓内栽培の食材で作ったみたらし団子を販売していました。よく見ると普通の団子ではなさそうなのです。「モチ麦」で作られていました。初めて聞く麦の名です。栽培者は有限会社アグリインダストリー、社長の岡田吉弘氏自らが団子を焼いていました。6年前から笠岡湾干拓で市と県の所有地を借りて栽培を始められました。50年ほど前までは瀬戸内地方沿岸で広く栽培されていたといいます。特に井笠地方では神島での栽培が顕著だったようで、「団子麦」とか「ネバ麦」とかの名で呼ばれていたようです。すみれモチ、朝鮮麦とも。今ではほとんど栽培されていない希少な農産物ですが、原産は遠くイランやクルド人によって栽培されていたもので、シルクロードを通って中国へ、朝鮮半島へ、そして日本へと大和時代にわたってきたようです。50年ぶりに復活されたモチ麦の栽培、ぜひ笠岡湾干拓の特産品に加えたいものです。きりたんぽのようなサクサク感があり、でももちっとしていて薄くたれをつけて、みそ味、クルミ味と、おいしくいただけました。

モチ麦みたらし団子の香ばしい香りがまずおいしい

モチ麦みたらし団子の香ばしい香りがまずおいしい

食物繊維豊富なモチ麦

食物繊維豊富なモチ麦

私学の署名配布に来られた父母懇の皆さんと

私学の署名配布に来られた父母懇の皆さんと

 

2 通のコメント ↓

  1.  大本よし子 より:

    交流会お疲れさまでした。足の調子はどうですか。案じています。さっそくブログの更新ですね。

  2. 白井浩子 より:

    待っていただき、ありがとうございました。
    書き物3つのうち、一つ済ませたので、例のメタンの勉強会、報告できます。
    今度は、埼玉・小川町の研修会の報告と、その実例を報告します。
    先日送信した「朝日」の記事(北海道でのメタン醗酵の例)もお見せしてもいいですね。
    朝日の記事は、大規模にしているようですね。
    小川町のは小規模で、「地域につながりをつくりつつ」という主旨が気に入っています。
    もちろん、整ってきたら大規模もいいかもしれませんけれど。
    また、いろいろ質問出していただいたりして、調べたりしていきましょう。

    *長野県の酪農家。乳牛38頭、育成牛20頭の規模で、光熱を全部メタンに切り替えて、プロパンの契約を止めた例。

    それと、ブログ拝見しました。
    紫落花生、ぜひ欲しいのですが、笠岡干拓地の道の駅で入手できるのでしょうか。
    訪れたおりに、教えてください。

    勉強会の連絡、お待ちします。