4月30日は保育園もお休み。頼まれて孫と一日デートとなりました。相手ができなくなって久しい愛犬サクラの助けを借りて、干拓の公園にでかけました。「僕が持つ」と、手にしたリードを片手に休みながら、話しかけながら、2人(?)とも仲の良いこと。「その調子その調子」とサクラにアイサインを送りながら子守を任せました。これは、「ネー、もう少し休んでいく?」とでも問いたげな姿に見え、思わずシャッターを押しました。2歳の子供と犬は精神年齢が似ていると誰かが言っていたような気がします。
あしあと
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犬と散歩の図
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ひのつ倫子 : 2007年4月17日更正保護女性の会の目指すところは
ひのつ倫子 : 2007年4月16日
14日、更生保護女性の会総会が開かれました。記念講演は、笠岡警察署少年補導員の松本福子さんでした。おもしろいお話で、みんなをひきつけられましたが、お話の大半が、データを示して管内の少年非行実態紹介に関してでした。周囲の会員の皆さんの反応を見ると、『そうそう、近所のあの子がそうなんよ』『悪い子がたくさんいるなー』『結局親のしつけが悪いんじゃが』『うちの孫はそんな子に近づけない』などのようでした。「女の子の非行が増えている」「親の崩れが子供にも伝わる」「子供には恥を教えてほしい」と言う話の流れから生まれた反応でした。
昨日の睡眠不足による疲れ、次の約束予定もあり、講演の途中でしたが終了予定を10分オーバーしたところで、私は退席しました。
そして、どうか話の締めくくりが「こんな子供達を、私達大人は『あなた達のことをいつでも信じているから。私たちはみんなあなた達の見方よ』の気持ちで暖かく接してください。子供達が心を開けばきっと人間として成長する芽が生まれる。自分を見つめる心の目が生まれる。大人を信頼する気持ちが持てる。そこから更正保護の女性の会が目指しているものが広がります。」という方向であってほしいと願いながら、相談にのってほしいと待っておられる83歳のおばあちゃんのところに向かいました。
どんこ取りの名人
ひのつ倫子 : 2007年4月15日
86歳になる戦争未亡人の叔母は、7年前に娘さんを亡くし、今は1人暮らしで頑張っています。時々たずねるのですが、耳が遠くて会話も忍耐を要します。先日、楽しい教え子の思い出話を聞きました。「教員10年目の頃かな。全校生徒400人弱で、担任した一年生のクラスは50人を超えていました。のぶちゃんはいたずら好きで私は頭が痛かった。ガマ蛙を捕まえては女の子を嫌がらせ、蛇を捕まえて木の先にくくりつけてぐるぐる回して通せんぼ、雨の日の水たまりをビチャッ、ビチャッと渡らないと新しい靴を履いた友達を帰らせない…….数え切れない悪さして彼を知らない人はいない。保護者の皆さんから苦情を聞くのが私の役目。」
ある日のこと、教室のバケツがないではありませんか。叔母はすぐ「のぶちゃんがまた川に行ってるな」と思ったそうです。養護の先生に迎えに行ってもらいました。学校近くの川でとったどんこをいっぱいバケツに入れて帰ってきました。校長室に呼ばれていましたので、叔母は心配していたそうですが、やがて「先生、校長室に来てください。のぶちゃんがどんこのとりかたを教えてくれますから。」と声がかかったそうです。校長室にはいると、得意気なのぶちゃんから板張りの床を泥んこにしながらドンコとりの「極意?」を教わったそうです。
その話を聞いておばの優しさと、校長先生の心の温かさを感じ取ることができました。昭和31年ごろの話ですからずいぶん前のことですが、今の子供達がこうした先生にたくさん接することができればいいのにと思わずにいられませんでした。


