10月23日24日の2日間、敬愛園養護老人ホーム一部事務組合の視察で愛知県江南市へ行きました。むつみ園という施設でした。特にこれといった点は見当たりませんでしたが、職員の皆さんがとても感じよく、施設入所者の皆さんも信頼感にあふれている点は感心しました。心の通う様子が手に取るように分かります。
次の日に急遽訪ねた名古屋市の清月荘の屋上から見た様子です。写真昭和14年開所の歴史ある施設ですが、最初に渡された日程に2日目の訪問予定として書かれていたものですが、変更された日程には2日目の視察場所はありませんでした。何かの間違いかと当日聞きましたが、変更され、八丁味噌の郷など、観光予定と聞きました。夕食時、私は随行の職員の方に、2日目の視察予定がないのは問題だと言うこと、帰ることもできる視察だと言うことを話しました。市民の税金を無駄に使うべきではないとの思いからです。2日目の朝、バスの中、「予定を変更して最初連絡していた清月荘を、外からだけでも見に行きます」との議長のアナウンスがありました。「ん?外だけ?」と思いましたが、実際は、突然の訪問に迷惑顔の理事長も、こちらに敬意を示して中に招き入れて下さり、施設のこと、制度変更に伴う窮状を話され、誠意ある対応をされました。本当に恐縮で頭が下がりました。
この地域は福祉ゾーンとして施設が立ち並んでいます。広いグランドもあって、防災という点でも恵まれています。
それにしても急な変更など日程の設定の不自然さに、私でなくても市民なら誰でも疑問に思うところです。とりあえず無事2日とも視察を終えて、議会の中で「実のある視察を」と問題点を指摘しなくてもよくなったのはほっとしました。
>ひのつ倫子市議会議員様
先週、愛知県に訪れていましたね。
小牧ですが、僕の姉が江南で別の養護老人ホームで働いています。江南は養護老人ホームが相次いで出来て競争していますね。
良かったら愛知へ訪れてください。
知っていたら連絡したかもしれませんのに、残念でした。偶然ってあるものですね。老人ホームの経営も5年間で方向の決定を余儀なくされます。なかなか厳しいものです。困難の一つに人材の確保が挙げられていますが、清月荘の事務長は、全国のまとめ役として代表団の1人でもあり、フィリッピンに視察に出かけ、介護士獲得の方向も模索しているとのことでした。行く末は言葉の壁を取り除けば外国人出稼ぎ介護士も誕生すると言うことでしょうか。なんとも貧しい社会になったものです。
>ひのつ倫子市議会議員様
偶然ってありますね。僕も全国の日本共産党の議員と愛知には縁があると一緒にプログで
名古屋のテレビで特集でやっていましたが、介護士の年間の離職率が27.6%と高い数字が出ています。
経営で5年間の方向の決定が余儀なくされてしまうのは、僕の姉も5~6年前にも同じことを言っていました。施設を開設するたびに厳しいものがいっぱいあり、人材の確保も難しい点があります。
フィリピンの介護士が日本への話題に、危機感を感じてしまいます。看護士不足がありますし、介護士を受け入れるなら制限の枠を撤廃して欲しいです。受け入れ態勢も整えて欲しいです。
勝田様
その通りですね。そして何よりも労働条件を良くする事と、介護保険の中身を実態に合った誰でも安心して利用できるものへと作り変えていくことが大切ですね。頑張りましょう。