20日、公共交通特別委員会が開かれました。暫定的に井笠バス運営を引きついでバスを運行する中国バス(株)は、事業者名を井笠バスカンパニーとしています。11月から3か月終えた時点での収支状況は4080万余の赤字、月平均して1360万円にのぼります。4月からの正式委託業務では、これまでの走行距離33万キロから美の浜線の新規経路や市民病院増便などの影響で、37,5万キロになると言います。これまでの赤字状況から、今後一㌔につき140円の赤字が発生するとみられ、年間5250万円の赤字が出る予想で、国庫補助500万円を差し引いて笠岡市からの補助は年間4800万円が新年度予算に計上されます。バスについては管財人から34台を3000万円以内で購入することとし、関係市町の走行距離で按分すると笠岡市は40%、約1200万円の負担になると言います。乗降実態調査については、2月20日28日両日にわたって国補助事業として行われることになっていますが、現況調査が中心で、バイタルリード社に業務委託します。来年度も850万円の補助が取れるなら、再度調査を行うとしていますが、その時は、市民の声が聴ける、生かす、将来的な運航に役立つものにしてほしいと、私を含め、複数の委員から要望が出されました。美の浜バスターミナル整備に関してはすでに設計委託業務が指名入札により、890万4千円で、地質調査業務が227万8500円で、すでに終わっています。広場のフェンス設置工事も281万4千円で業者が決まっています。仮設の駐車場整備はまだですが、いずれ3月には出来上がらないとスタートしません。本体工事は8月に始まり、2月末の完成予定です。2億5千万円をかけてのターミナル整備が始まりました。
井笠バスカンパニー
ひのつ倫子 : 2013年2月22日西部衛生施設組合
ひのつ倫子 : 2013年2月22日19日、一部事務組合議会がそれぞれ開かれました。西部衛生施設組合議会では、基本計画策定延期、維持管理費削減、退職者不補充などによる4747万円の減額補正や、破砕機修繕費4860万円を含む前年度比6304万円増の25年度予算の上程が行われました。御崎山の処分場が今年度末で終了となる為、それに代わる不燃性残渣処理の委託先を三重県伊賀市の大栄環境の処分場としていました。推定量は800トンとし、笠岡市ー伊賀市間の運搬料、伊賀市への環境保全負担金など含め、約3000万円の計上でした。今後の御崎山については、完全な廃止までに水処理を続け、表面の覆土など課題が残されています。
池泉回遊式庭園
ひのつ倫子 : 2013年2月20日清水亭の庭の中央には外の堀に通じる池があり、その周囲を回遊できる苑路がついています。道に沿って灯篭も置かれており、かつては小さな池の中央の石上に据えられた小さな灯の火をともしに木船に乗って行ったそうです。裏山の斜面を利用しての庭には、池に続く川を見立てて竜門瀑や鯉魚石もあって、昔ながらの庭づくりの装いが見られます。しかもこれは1669年、福山城主水水野公が吉浜干拓を行う前の事ですから、家の前には瀬戸内の海が広がっていたはずで、庭に使われている石のほとんどすべてが波打ち際の自然の石をそのまま庭づくりに生かしているところに大きな価値があると斉藤先生は言われたそうです。1770年代になって京都の俳人でもある寺人「ちょうむ」という方が、その紀行文「浜千鳥」に清水亭の吾妻屋を「清音亭」と称し、俳句指導に当たっていたことが記されています。当時の当主の雅号が露風(路風?)、その子が五風ということまでわかっていました。三尊石、遠山石がおかれ、手前には礼拝石まで置かれて竜門瀑を見ながら修行する設定を思わせるということです。仏教思想につらぬかれて一段と聖なる雰囲気をかもしだしています。「矢掛屋」はかつて矢掛から出てきた海運業で財を成したと伝えられています。清水亭の家には船箪笥も置かれており、当時を偲ばせる家具が現存しています。清水亭の清兵衛という方は実業家であるかたわら、社会貢献も大きく、例えば神島八十八か所のうち二ヶ寺への寄付、啓業館設立の陳情と、銀20貫の寄付などです。今では駅前の区画整理でなくなりましたが、矢掛通りと呼ばれるくらいの繁盛ぶりだったようです。私はあまり歴史通ではありませんが、干拓前の私の生地がどういう歴史をたどってきたのかにはこの庭園のお話を通じて大いに興味がわきました。
重森三玲
ひのつ倫子 : 2013年2月20日私は重森三玲という名を知りませんでした。もちろん彼の最後のお弟子さんが岡山在住の岩本俊男さんということも。その岩本さんが企画した庭園めぐりの1つに地元生江浜にある屋号「矢掛屋」、もと小学校長・カブトガニ博物館館長の清水先生宅の庭がありました。その庭をぜひ見たいという方をお連れして18日、清水亭を訪問しました。4年前に退職されてから、岩本さんに庭を見てもらったところ、「自分では到底鑑定できないほどの立派なもの」ということで、西日本有数の庭鑑定士である斉藤忠一(さいとうただかず)氏に依頼され、残された文献の調査、庭の測量など行いながら、「最低県の文化財指定に値する」との評価を頂いたそうです。それが3年前のことです。斉藤氏は一昨年の岡山県で開催された国民文化祭において、吉備中央町で「庭園」をテーマにした講演もされています。そして今年1月、清水亭に来られ、「国レベルでも通用する」と言われたそうです。300年の歴史を持つ清水亭の庭が、それほど価値のあるものだと初めて知って、私たちは興奮しました。素晴らしいことではありませんか。
そして早く指定に向けての動きが起こればいいのにと思いました。
排水づまり?
ひのつ倫子 : 2013年2月18日これは便利!
ひのつ倫子 : 2013年2月18日カラスのいたずら
ひのつ倫子 : 2013年2月16日車が不具合で持ち帰って直してもらっています。勢い今日の活動は自転車になりました。私にはちょうどこれでいいのです。西本町を通りかかったら、橋の上のごみ収集ネットがめくれていて、カラスがつついていました。私が自転車を止めて降りようとすると、近くの電信柱に、カメラを構えるとまたその向こうの電信柱に移動します。なんと計算しているのでしょうか?ここなら安全という距離を測っているのかも知れません。横浜の友人がごみ置き場のカラスを追い払ったら、次の週、攻撃されたと言いますから侮れません。仕事帰りに環境課にお願いし大きな袋状のネットにかえてもらいました。これでしばらく様子を見ます。
太刀魚
ひのつ倫子 : 2013年2月16日生活改善≒減量?
ひのつ倫子 : 2013年2月16日年末に半日人間ドックを受けました。たいして心配はありませんが、体重の増加がますます気になります。生活改善を指摘され、以前から気になっていたので、思い切って健康医療課を訪れました。とりあえず1週間の食事記録を持って指導を受けることになりましたが、これを機会に運動を始めようと午後久しぶりに干拓を走りました。走ったというより超スローランです。500mウオーク,2㎞スローラン,1㎞ウオーク、1㎞ラン、500mウオークです。愛犬と一緒、携帯の音楽聴きながらさして寒くもない午後の走りでした。息が続かず深呼吸しばしばでしたが、気持ちの良い汗をかきました。
まちづくり講演会
ひのつ倫子 : 2013年2月16日今日Do!この指とまれ とタイトルが付け加えられた講演会が16日グランドホテルで行われました。講師は福山大学の前山教授でした。テーマは、「日本と世界における協同のまちづくりの最先端」でしたので、始まったばかりの笠岡には重いかな?と思いつつ聞きました。お話の導入部分には感心させられました。なぜ協働のまちづくりなのか、というお話に、今の日本の社会に薄れつつある絆を危機と捉え、笠岡らしい絆を構築する上でも必要だと説かれました。データも、OECD調査で、「困っている人の手助け」にかかわって、日本は、最も低く、「困っていても何もしない国民」ととらえられていること、深い付き合い・頼る人は?と聞かれて1位職場の同僚2位親戚3位地域4位家族だったのが、2008年では家族がダントツトップに躍り出たと報告され、「他に頼るところないというある意味刹那的な現象」と分析された。加えて少子高齢化の社会現象のもと、縮小される社会だからこそ、コミュニティ自治を作り上げようというわけだ。「若い世代も大切だが60代70代の団塊世代をどう社会の力に生かすのか」が大切だという。先進例のアメリカシアトル「ヒルサイドガーデン」プロジェクトは、行政が1万㌦出し、地元市民が対価の労働力を出してゴミ捨て場を菜園に変えていくという話、高知市でのコミュニティ計画では地区毎に振興計画をつくり、地域設計を市民の手で立てるという構図だ。構想も、概念も進むべき方向としては本当に素晴らしいと思いました。しかし現実はそうはいきません。地元やいくつかの今の協議会のあり方を振り返ってみると、たとえば神島の保育所問題の様に、住民の声が十分汲み上げられていない点や、「『お上』行政を克服するために市民の手で」といううたい文句にも関わらず、保守的な地域性のもとで、やはり地域の『お上』行政になっているという点もあったりと、笠岡市は真の自治のあり方が問われているように思えます。声なき声に心を寄せ、少数意見を生かし、地区全体の納得に結び付けていく民主的手法と人間性が求められているのではないでしょうか。最後に司会の協働のまちづくり課井上課長は、「前山先生に講演の依頼をしに行った時、『協働』とはどういう意味かと聞きました。すると先生は『バラバラになっているものをまとめて動くようにすることだ』とこたえられ、それが今日の話の中の『きずな』だと思いました。」と導入部分がすべてを物語っていることにふれ、とてもスマートに会を締めくくりました。私は発言できなかったこうしたいくつかの質問を直接先生に伺ってみようと思いました。



